相続放棄に専門特化

「広く浅く」か「狭く深く」か

全ての法律に精通するのは不可能です。
全ての法律に精通するのが不可能であれば、「広く浅く」又は「狭く深く」にならざるを得ません。

これは、法律に限らず、どの分野でも同じことです。
例えば、医療の分野であれば、「広く浅く」はホームドクター(かかりつけ医)で、「狭く深く」は大学病院等の専門医と言えるでしょう。

当然ながら、どちらが優れているというものではなく、どちらも重要な存在ですが、相続放棄に関して言えば、「狭く深く」の事務所がまだまだ不足していると思います。

かつては、相続放棄を専門とする事務所がごく少数でした。
今は、相続放棄を専門とする事務所も少しずつ増えてきましたが、それを上回る速度で相続放棄なさる方が増えています。
(近年では、毎年20万人以上の方が相続放棄をしています。)

専門分野の確認

法律相談をする際に、相談相手の専門分野を確認しない方が多いようです。
そのような方は、「国家資格を有しているなら、全ての法律に精通しているはず」と誤解しているのかもしれません。

しかし、全ての法律に精通するのは不可能です。

そして、相談相手の専門分野を確認せずに相談するというのは、医療で言えば、相手が内科医か、耳鼻科医か、心臓外科医か、わからないまま相談しているのと同じです。

当然ながら、耳鼻科医に、心臓外科の相談をしても、適切な回答を得られるわけがありません。

法律相談においても、適切な回答を得るためには、相談相手の専門分野(あるいは専門分野が特にない「広く浅く」なのか)を確認した方が良いと思います。

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